
このたびの大雨や冠水被害により被災された千葉県、福井県をはじめとする地域の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と、被災地の早期復旧を心よりお祈り申し上げます。
近年、局地的なゲリラ豪雨や集中豪雨、台風の大型化により、全国各地で都市型冠水や河川の氾濫が相次いでいます。こうした水害において、店舗・オフィス・工場などの事業者様で特に深刻なトラブルとなるのが「空調機(エアコン)の浸水・冠水被害」です。
屋外に設置された室外機や、1階・地下スペースに配置された空調機器が浸水すると、高額な修理・買い替え費用が発生するだけでなく、営業停止や業務中断といった二次被害へ広がってしまいます。
今回は、大雨や水害に備える事前の空調対策と、万が一浸水してしまった際の正しい初期対応について解説します。
1. 水害発生前にやっておくべき「空調機の発災前対策」
浸水リスクを最小限に抑えるため、事前の環境整備と備えが重要です。
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室外機の嵩上げ(かさあげ)設置
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架台(架設ブロックや金属製専用架台)を用いて、室外機の設置位置を地面から30〜50cm以上高くします。
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河川近くや低地エリアでは、壁掛け用金具や屋上・高層部への移設も効果的です。
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ドレン排水口・周辺溝の清掃
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室外機周辺の側溝や集水桝に落ち葉やゴミが詰まっていると、敷地内に水が溢れやすくなります。定期的な掃除を行っておきましょう。
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止水板・土のうの備蓄と配置確認
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地下街や半地下店舗のドライエリア、1階機械室の搬入口などには、止水板や吸水性土のうを速やかに設置できるよう準備しておきます。
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安全な電源遮断手順の明確化
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警戒レベル上昇時や避難時に、どのブレーカー(空調専用ブレーカー)を落とすべきか、標識を貼るなどして手順を明確にしておきます。
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2. 台風・豪雨接近時の「直前対応」
水害の危険が迫っている場合は、安全を第一に以下の対応を行います。
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空調機の運転停止と電源遮断
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運転中の浸水は短絡(ショート)を起こし、機器を一発で故障させます。あらかじめリモコンで停止し、主電源ブレーカーをOFFにしてください。
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室外機の固定確認
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増水時の水圧や浮力で室外機が流されないよう、ボルトの締まりや固定状態を点検します。
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3. 【重要】もし室外機・空調機が冠水・浸水してしまったら?

水が引いた後、絶対にやってはいけないことと正しい復旧手順があります。
❌ 絶対にNGな対応:すぐに電源を入れる・動かす
水が引いて一見乾いているように見えても、内部の制御基板やコンプレッサー、絶縁体に泥や塩分・汚れが付着しています。この状態で通電すると、発火・感電・回路の致命的なショートを引き起こします。
⭕ 正しい復旧ステップ
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電源(ブレーカー)を切ったまま触らない
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感電の恐れがあるため、濡れた状態の機器にはむやみに触れないでください。
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専門業者・メーカーへ点検依頼
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洗浄・乾燥・絶縁抵抗測定(メガーテスト)を専門技術者に行ってもらいます。
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火災保険・各種補償の申請準備
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復旧・交換作業に入る前に、被害状況の写真撮影(全景・型番シール・浸水した高さがわかる寄り写真)を行っておくと、保険申請や証明手続きがスムーズになります。
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まとめ:早めの点検と備えが事業を守る
気候変動に伴い、いつどこで集中豪雨や冠水被害が起きてもおかしくない状況が続いています。水害による空調設備の被害は、事前の架台設置や早期の電源遮断といった「事前の備え」で大幅に軽減が可能です。
本格的な台風シーズンや大雨のリスクに備え、一度自社の室外機設置場所や排水環境のチェックを行っておきましょう。
また、万が一、室外機が水没してしまった、転倒してしまった等お困りごとがございましたら、お気軽にご相談下さい。
エイテック株式会社 営業 06-6462-7131
